◎冬の風邪対策

気温や湿度がグンと低下し、風邪をひきやすくなるのは冬季です。「たかが風邪だから」とつい軽く考えがちですが、こじらせると重症につながる危険性もあるため、予防はもちろん、ひいた時には長引かせないことが重要です。

※風邪の主な原因と症状が起こるメカニズム

 「風邪」とは鼻やのど、気管支など上気道の粘膜が炎症を起こすことで現れる様々な症状を総称したもの。医学的には「風邪症候群」とも呼ばれています。

 主な症状は、咳やくしゃみ、鼻汁、鼻づまり、のどの痛み、頭痛、発熱、全身の不快感、食欲不振などがあります。

 風邪の原因は様々ですが、その80%~90%はウイルスによるもの。その数は、現在確認されているだけでも200種類以上あると言われています。インフルエンザも風邪の一種ですが、症状の重さや流行規模の大きさは別格。その要因は、ウイルスの増殖スピードが速く、増加量がけた違いに大きいことにあります。例えば、1個のウイルスが体内に侵入すると、8時間後には少なくとも100個、24時間後には100万個のウイルスが産生されます。100万個に達した所で初めて、寒気や筋肉痛などの症状が現れます。また、毎年少しずつ変異し、さらに数十年に一度その構造を変えて新型ウイルスになる為、近年起こったような世界的大流行になることもあるのです。

 風邪は万病の元と言われるように、こじらせると持病を悪化させたり、気管支炎や肺炎を招く原因になります。高齢者の場合は肺炎が悪化すると命の危険にかかわることもあり、若い方でも過労や栄養不足で抵抗力が落ちている場合は注意が必要です。

 

※風邪をひいたなと感じたら、症状別に早め早めの対策を

 冬は、粘膜の乾燥や寒さからウイルスが体内に侵入しやすい時季です。ちょっとした油断が風邪を招きます。規則正しい生活と食事で、ウイルスに負けない体づくりを整えましょう。ひいてしまったら、まずは「栄養をしっかり摂る」「体を温める」「安静にする」の3つを心がけて下さい。その上で、初期症状に応じた対策をとり、ウイルスと戦うために免疫機能をしっかり働かせることが大切です。

●発熱・寒気 → 水分とエネルギー補給を心がけて

 発熱すると、思った以上のエネルギーが消費されます。充分な水分補給を心がけると共に、ご飯や麺類などエネルギー源となる炭水化物や、炭水化物からエネルギー産生を助けるビタミンB1を意識して摂ると、だるさが軽減されます。

 *ビタミンB1を含む野菜No1は枝豆、後はニンニク、パセリと続きます。

 

●鼻汁・鼻づまり → 発汗・殺菌作用のある食べ物を摂る

 鼻汁や鼻づまりは、風邪の初期症状です。早めに風邪を撃退するためにも、汁物などの温かいものや発汗促進、殺菌作用のあるネギやショウガなどを摂り、体を温めるようにしましょう。鼻の粘膜を強化してくれるビタミンAも効果的です。

 *ビタミンAには、A1とA2がありますが、ビタミンAといえば、一般的にA1のことを指し、βカロテンもレチノールもビタミンA1の仲間です。栄養素として取り上げられるのは、ビタミンA1の方です。

 *βカロテンは、緑黄色野菜に多く含まれる栄養素のため、別名、植物性ビタミンAとも呼ばれています。

栄養素としてはビタミンAなのに、どうしてβカロテンという名前が、ついているのでしょうか?

それは、野菜に含まれているときは、ビタミンAの構造になっておらず、腸で消化吸収されるときに、ビタミンAに変わるためです。

 *レチノールは、主に動物のレバーやうなぎの蒲焼きなどに、多く含まれるビタミンAです。

身体への吸収率は約80~90%で、非常に吸収されやすい特徴があり、手っ取り早く、ビタミンAを摂りたいときは、動物性の食品がおすすめです。

しかし、その反面、多く摂りすぎると吐き気やめまい、頭痛などの症状(過剰症)がでてきますので、気をつけたいものです。

このレチノールは、小腸から吸収されると、直接肝臓まで運ばれて、そこで貯えられる仕組みになっています。

 

●咳・のどの痛み → 咳の原因となる刺激物を避ける

 辛みや酸味の強いもの、塩辛いものや熱いものは、のどを刺激して炎症を拡げ、症状を悪化させるため控えて下さい。

逆に、のどの粘膜を守るビタミンAは積極的に摂って下さい。

 *ビタミンAには、A1とA2がありますが、ビタミンAといえば、一般的にA1のことを指し、βカロテンもレチノールもビタミンA1の仲間です。栄養素として取り上げられるのは、ビタミンA1の方です。

 *βカロテンは、緑黄色野菜に多く含まれる栄養素のため、別名、植物性ビタミンAとも呼ばれています。

栄養素としてはビタミンAなのに、どうしてβカロテンという名前が、ついているのでしょうか?

それは、野菜に含まれているときは、ビタミンAの構造になっておらず、腸で消化吸収されるときに、ビタミンAに変わるためです。

 *レチノールは、主に動物のレバーやうなぎの蒲焼きなどに、多く含まれるビタミンAです。

身体への吸収率は約80~90%で、非常に吸収されやすい特徴があり、手っ取り早く、ビタミンAを摂りたいときは、動物性の食品がおすすめです。

しかし、その反面、多く摂りすぎると吐き気やめまい、頭痛などの症状(過剰症)がでてきますので、気をつけたいものです。

このレチノールは、小腸から吸収されると、直接肝臓まで運ばれて、そこで貯えられる仕組みになっています。

 

●下痢・吐き気 → 消化の良い食べ物を摂る

 胃腸が弱っているため、消化の良い穀物を中心に、量は少しずつ、こまめに摂るようにして下さい。下痢の時は、水分と同時にナトリウムやカリウムなどのミネラルが失われるため、おかゆやスープなどでこれら栄養素をしっかり補給して下さい。

 

「スパーク健康便り」より

 

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